認知母の介護ときどき猫

認知母の介護と孫の世話が重なり仕事を辞めてしまったアラカンの私に待っていた現実を書いています。

手術をしても痛い、痛いと言い続ける母

病院で椎間板(すいかんばん)ヘルニアの手術をしたけど

相変わらず「痛い、痛い」という母。

 

痛みが何か月も続いたことで免疫力が低下・・・・・・

 

ある日、下痢が続き脱水症状を起こして入院することに。

 

かかりつけの病院からの電話で駆け付けたときには

母は何を言ってるか聞き取れないくらいのろれつが回らない状態。

 

母は一生懸命に何か言ってるのだけどロレツが回ってるので

私には「レロレロ、レロレロ」としか聞こえない。

 

もしかしたら脳梗塞をおこしたかも・・これから大変だ。

 

そんな考えが脳裏をよぎる。

仕事もあるけど何とかしなきゃ!

 

とりあえず入院することになったので実家に必要な

荷物を取りにいてみると・・・・・・・

 

玄関には財布と保険証が落ちてるなど部屋の中もものが散乱。

どうやらもうろうとした意識の中で病院に行ったようだ。

 

下痢が続いて最終的には体と頭が思うように動かなくなって

汚い話、リビングのあっちこっちに母がちゃんと拭き取れなかった

ウ●コが落ちてる・・・・・・・

 

よほどの下痢だった様子。

 

高齢になると下痢も侮れない!

 

もうろうとしながらも保険証と財布を持って病院に行こうとしたらしい。

外でなく玄関に落ちててよかった。

 

汚れた部屋の掃除は後にして入院に必要な着替えや荷物を持って

病院へGO-!

 

行ってみると母は検査を終えた後でベッドで点滴を受けてた。

 

相変わらず呂律は回らないけど、最初の頃より少しましに。

 

荷物を置いて看護師さんに

「よろしくお願いします」と言って自宅へ。

 

もし脳梗塞になってたら、これからどうしよう、など考えながら

夕食を作り夜の仕事に向かった。

 

次の日、昼の仕事を終えて買い物を済ませて病院にいってみると

看護師さんから思いがけないことを言われびっくり。

 

「お母さんが夜中にうろうろされたので、続くようだったら

付き添いで泊まってもらいます」

 

夜中に廊下をウロウロして困らせたようで看護師さんは

ご機嫌斜めの様子。

 

この看護師さん、どうやら母のことを認知症と思ってる感じ。

 

後で母に聞くと

「トイレに行って部屋に戻ろうと思ったら、わかりにくかったんよ」

 

昨日より言葉がはっきりしてる。

 

もしかしたら脳梗塞じゃないかも。

 

少し安心しながら帰宅。

 

翌日の午前中に行ってみると下痢も治まり、話し方もはっきりしており

その日の夕方には退院できる、ということ。

 

呂律が回らなかったのは脱水症状でもうろうとしてたからなのね。

 

とその時は思ったけど、その後、別の症状で入院した時にとった

MRIの画像に軽い脳梗塞をおこした跡が見つかった。

 

でも後遺症らしきものがなくて良かった。

 

ビックリしたのは母はもうろうとしながら自転車に乗って

病院に行ってたこと。

 

よく事故にならなかったものだ。

 

もしかしたら悪運が強いのかも。

 

そういえば昔、肺がんの前兆が見つかったのも自転車で車に接触しかけ

転んだ時にハンドルで胸を強打。

 

あまりに痛いので骨が折れてるかと思い病院でレントゲンを

取ってもらったら先から

「骨は折れとらんけど気になるものが見つかった」と

 

それが肺がんの前ガン状態で、すぐに手術。

 

ハンドルで胸を強打してなかったら病院に刃言ってないだろう。

 

やっぱり悪運が強いんだ!