認知母の介護ときどき猫

認知母の介護と孫の世話が重なり仕事を辞めてしまったアラカンの私に待っていた現実を書いています。

認知症か?母がますます忘れっぽくなって・・・・・

「1,000円貸して」

 

スーパーのレジで母に言われた。

 

「お金を払おうと思ったら、財布の中にお金がななかったんよ」

 

レジの前でもたもたしてたのでつぎのお客さんに迷惑がかかる。

すぐに1,000円を渡した。

 

後で財布の中味をチェックしてみたら小銭しかないじゃん!

 

「この間の買い物の後、5,000円残りがあったはずじゃけど・・・・」

でたでた!母のこの間は10年以上前の場合がある。

 

母の記憶は当てにできない。

 

以前も

「この間、カズくん(弟の長男)が来てリビングの椅子をクルクル

回すから困った・・・」

 

「やめんさい」と言っても全然いうことを聞かない

 

といってたが、それは15年以上も前のこと。

 

カズくんは今、28歳。リビングの椅子をクルクル回してたのは

小学生のころの話。

 

「カズくんは最近きてないよ」

 

「そうじゃったかいね」

 

 

母は昔のことを突然思い出すことがある。

 

「服がなくなったーー!」

 

なんのこっちゃ?と聞いたら、若いころに自分が作った

洋服が見つからないってこと。

 

「妹が黙って持って帰ったんよ」と訴えてくる。

 

妹というのは母より6歳下で4年前に脳梗塞でなくなってる。

 

「もう亡くなってるから来ないよ」というと

しばらく考えてから

 

「あ~そうじゃったね」

 

こういうことがよくある。

 

何とか頑張って一人で暮らしてくれてるけど

これからもっと手がかかってくるのかな~・・・・

 

いろいろ先のことを考えると気分が落ちるので

「今はまだそれほど問題じゃない」

 

と今あることを見るようにしてる。

 

まだ起きてないことをあれこれ考えても

エネルギーと時間の無駄だしね。

 

起きてから考えよ~。

 

追記:スーパーで貸した1,000円はちゃんと返してくれた(笑)