認知母の介護ときどき猫

認知母の介護と孫の世話が重なり仕事を辞めてしまったアラカンの私に待っていた現実を書いています。

高齢猫が16歳で永眠しました

2018年の暮れから体調が悪くなってた16歳の高齢猫ジジコ。

 

人間で言えば80歳前後。

 

体調が悪くなってもよろよろしながら自分の足で歩き、毎日近くの山まで遊びに行ってましたが2019年の3月ごろには歩けなくなり家の中で寝たきり状態に・・・・・

 

おしっこやウンチはウ~ウ~と鳴いて教えてくれるのでトイレに連れて行き抱えてるとやってくれます。

 

だからおむつなしで頑張ってました。

 

でも歩けなくなると一気に食欲がなくなり、一時は固形物を受け付けなくなってました。

 

日に日にやせ細りがりがりになり、もうろうとしてることが多くなっていく中なんとか栄養を食べさせようと試行錯誤。

 

好きだったチュールを口にもっていったり、高齢猫用の液状の缶詰をシリンジで口の中に流し込むと、何とか飲み込んでくれました。

 

だけど流動食では栄養が足りないのか3週間近くウンチが出ないことも。

 

それでも水分や流動食をシリンジでこまめに与えてるうちに少しずつ元気に。

 

2019年の5月ごろには缶詰を食べるまでに回復。すこし体重も増えてきたようで体に力が入るように。

 

好きな猫缶だと食欲が旺盛になりぐるぐるいいながら食べてました。食べる量が増えるとウンチの回数や量も増え一安心。

 

食欲が出て力がついてきたので歩けないけど、ズリズリと這いずって移動するまでになっていたんです。

今年は梅雨の時期が長かったので涼しかったのも猫にとってはちょうど良い気温だったのでしょう。

 

元気になってくると私への要求が増えて、起きてるときはウ~ウ~と鳴いて訴えてきます。早いときは朝5時から鳴くのでこちらは睡眠不足に・・・・・

 

弱ってるときはずっと寝てることが多かったので、要求が増えるってゲンキになってる証拠。

 

猫だから抱えて移動させるのは軽く簡単だけど、これが人間だったら大変な重労働だな~と思うことも。

 

動けないって本人が一番大変だろうけど介護者も大変。

 

実際にジジコを介護してるときは、いつまで続くのかな?と思ったりして。

まだまだ続くだろうと覚悟してたけど、急にその時がやってきました。

 

長かった梅雨が終ったとたん気温が一気に高くなったのが体にこたえたのか、だんだんと夜の食欲がなくなって行ったんです。

 

まあ、朝からお昼の間は良く食べるからいいだろう、って気にしてなかったのですが

ある日、舌を出してハアハアと息をしてるのを発見。

 

お腹も頻繁に波打ってます。

 

熱中症?と思い頭とお腹を冷やしてあげると少しずつ落ち着いてきたのですが、その日から食欲が低下・・・・・

 

いつもの猫缶や好きだったマグロのお刺身もちょっとしか食べません。

 

また一時のようにぐったりと寝てる状態に。

 

翌日の朝5時ごろ、ウ~ウ~と鳴くのでトイレに連れて行くと何とかしてくれました。トイレをした後にハーハーと息が荒くなった後、突然テンカンのように硬直。

 

目は思いっきり開いたままで口からは舌がベロンと出ています。舌を口の中に入れようとしても固く閉じたままで開きません。

 

驚いたけど体をさすりながら様子を見てると少しずつ硬直状態がゆるんで落ち着きを取り戻したのですが・・・・

 

その後はシリンジから水を少し飲んだだけで全く食べなくなりました。

 

夜になっても食欲は戻らず。

 

ひきつけといえば、以前買ってたロシアンブルーとラグドールのミックス、キキコも亡くなる前日に何回か起こしたことを思い出しました。

 

病院に連れて行くとすでに黄疸が出てる状態。

 

ペットショップではすごく安い値段で売られてました。

 

自宅に連れて帰ってからすぐに下痢が始まったので病院に連れて行ったところ、体重が平均の半分しかない、と言われたんです。

 

動物病院の先生は何か言いたそうでしたが生まれつきどこかが悪かったようです。

 

キキコはひきつけを起こすたびに弱り病院に行った翌日になくなりました。

 

生れて5ヶ月。ペットショップから連れて帰って3か月。

ずっとペットショップにいるより少しは楽しかったかな?

 

ジジコもひきつけを起こしてからずっと同じ姿勢で寝たまま。

 

同じ姿勢が続くと血行が悪くなるので姿勢を変えようとしたところ、また朝に起こった硬直が始まりました。

 

目を大きく見開いて口からは舌がベロンと出てます。

 

ジジコ、ジジコと呼びかけながらさすりましたが反応はなし。

時々ビクンビクンとお腹あたりが動きます。

 

呼吸はしてるみたいなので、まだ大丈夫。朝のように元に戻ると思って

さすり続けましたが・・・・・

 

20分くらいしてから口を大きくあけてガーっと小さく叫び、最後にもう1回ガーっと息を吸い込んだあとにぐったり・・・・

 

1分くらい心臓は動いてましたが、だんだんと鼓動はなくなり・・・・・・

 

こんなに一気にお別れが来るなんて前日には全く思ってなかったこと。

 

夜は万が一のことを考えておむつをしてましたが、ちゃんとその中にしてました。

 

調子が悪くなっても病院に連れて行かなかったのは、なるべく自然に任せようという考えからです。

 

もともと半ノラ状態だったジジコも病院に行って点滴や注射されるのは嫌ででしょうから。

これでよかったか悪かったかは私にはわからないけど今まで飼った猫たちの中でいちばん長く生きてくれました。

 

元気なころはよくすずめやネズミをお土産に持って帰ってた名ハンターでした。

今頃は近くの山で仲が良かったオス猫と遊んでるかな?